真間山弘法寺とは?歴史と基本情報


真間山弘法寺(ままさんぐほうじ)は、千葉県市川市真間に位置する真言宗智山派の寺院です。正式名称は「真間山弘法寺」で、地元の人々からは親しみを込めて「真間のお不動さん」とも呼ばれています。
創建は平安時代にまでさかのぼり、弘法大師・空海ゆかりの寺としても知られています。本尊は不動明王で、古くから厄除け・開運のご利益があるとされ、地域の人々の信仰を集めてきました。
江戸時代には真間の継橋(まなのつぎはし)と共に「真間の里」の風情ある景観として、浮世絵にも描かれるほどの名所でした。現在でも市川市の歴史的スポットとして、多くの参拝者や歴史ファンが訪れています。
訪れるたびに感じる癒しのパワー

「時間が出来ると訪れる、大好きなお寺です」
私にとって弘法寺は、忙しい日常から少し離れて心を整える特別な場所です。静けさに包まれた癒しのパワーに満ちたお寺です。
境内を歩いていると、不思議と肩の力が抜けていくのを感じます。これは単なる気のせいではなく、長い歴史の中で培われた寺院特有の「場のパワー」なのかもしれません。特に心に迷いがあるとき、ここに来ると不思議と答えが見つかることが多いのです。
春から初夏の見どころ〜豊かな緑に包まれて

「緑の木々が豊かで癒されました」
5月から6月にかけての弘法寺は、特に緑が美しい時期です。境内の樹々は新緑から濃い緑へと変化し、視界いっぱいに広がる緑のグラデーションに心が洗われます。
特に印象的なのは樹齢数百年とも言われる大きな欅(ケヤキ)の木々。その広がる枝葉の下に立つと、まるで自然のパワーに包み込まれるような安心感があります。木漏れ日が地面に描く模様も、訪れるたびに違う表情を見せてくれます。
境内のあちこちに植えられた花々も見逃せません。季節によって咲く花は変わりますが、この時期はツツジ、もう少し経つとアジサイの色鮮やかな花が楽しませてくれます。

寺院周辺の散策スポット
弘法寺の魅力は境内だけにとどまりません。周辺には散策を楽しめる名所も点在しています。
真間川沿いの桜並木は春には絶景スポットとして知られていますが、新緑の季節も風情があります。川沿いの「真間の継橋」は、歌川広重の浮世絵「真間の継橋」でも描かれた歴史的な場所です。
真間山から市川駅まで15分程度ありますが、個性的なお店もあって豪邸も多く、歩いていてとても楽しいです。
お腹が空いたら、和菓子屋さんや、お肉屋さんも訪れてみてください。地元の人々に愛されるお店で、弘法寺参拝の余韻を楽しむのもおすすめです。
特に好きなのが、オーブンオーブンというパン屋さん、食事も出来ます。今日は楽しみに行ったのに、テイクアウトのみでした。残念ー。またチャレンジです。
アクセス方法と訪問のポイント
アクセス
- JR総武線「市川駅」から徒歩約15分
- 京成線「国府台駅」から徒歩約10分
拝観時間・料金
- 拝観時間:基本的に自由(本堂内は9:00〜16:00)
- 拝観料:無料(特別展示がある場合は別途料金の場合あり)

まとめ:日常の中の小さな癒し旅
忙しい毎日の中で、ふと「心を整えたい」と感じることはありませんか?そんなとき、市川市の真間山弘法寺は、長い歴史と豊かな自然に囲まれた最高の癒しスポットです。
木の葉が触れ合う音を聞いていると、何とも不思議な感覚が出てきて、悩みも消えていきます。しばらくじっとしていたくなるような、そんなお寺です。

一番上の写真ですが、真間山の真の字、下のチョンチョンが鳩なんです。鳩文字といわれています。こんなところにも癒しがありました。