
体がかゆくなってポリポリと無意識にかいてしまうと、今年もこの時期が来たなと感じます。
「かゆみが出てくるお年頃?」なんて思いながら腕や足を見ると、白い粉のように乾燥していたり、赤みが出ていたり…。
シニア世代になると、季節や生活習慣のちょっとした変化が肌に現れやすくなります。
そこで今回は、体がかゆくなる原因と、やりがちなNG習慣・改善ポイントをまとめました。
調べて思ったのは、自分は全然ダメダメでした。。。
■ 体がかゆくなる主な原因
【原因①】年齢による乾燥
50代以降は皮脂やセラミドが減り、肌のうるおいを保つ力が低下します。
そのため、少しの刺激でもかゆみにつながりやすくなります。
- すねが粉をふく
- 服を脱いだら白い皮が落ちる
- 夜寝る前にかゆみが強くなる
こんな症状がある人は、乾燥が原因かもしれません。
【原因②】空気の乾燥
秋冬は湿度がぐっと下がり、肌表面の水分が奪われやすくなります。
暖房の風も乾燥を悪化させるポイントです。
【原因③】衣類の刺激
ウールや化学繊維がチクチクして、かゆみを誘発することがあります。
首回り・腕・腰回りなど、服の擦れが多い場所は特に敏感に。
年々、ヒートテックが苦手になりました。最近は無印良品のインナーを愛用しています。
【原因④】生活習慣や体調
睡眠不足やストレス、血行不良も肌のバリア機能を弱め、かゆみを起こしやすくします。
■ シニア世代がやりがちな“NG習慣”
【NG①】熱いお湯に長く浸かる
シニア世代は「熱いお風呂が好き」という人が多いですよね。
私自身も以前は42℃くらいの熱めのお湯に肩まで浸かって、「あ〜気持ちいい!」と満足していました。大量に汗をかかないと入った気がしないとさえ思っていました。
しかし、この習慣こそ、乾燥とかゆみを悪化させる大きな原因になります。

熱いお湯につかるのが楽しみなのにぃ。
熱いお湯は、肌に必要な皮脂・セラミドを一気に洗い流してしまい、
入浴後に つっぱり・粉ふき・かゆみ を引き起こします。
お風呂の後に必ず体がかゆくなる方は、温度を見直すだけで改善する可能性が高いです。
■ 改善ポイント|今日からできるかゆみ対策 5選
【改善①】お湯は“38〜40℃のぬるめ”に
最初は物足りなく感じますが、肌への負担が大きく減ります。
さらに、
- 半身浴にする
- 浴槽のふたをして保温
- 入浴剤で温まり効果をプラス
など少しの工夫で、ぬるめでも十分ぽかぽかになります。

足し湯や追い炊きで湯の温度が下がり過ぎないように注意しましょう。
【改善②】入浴後3分以内に保湿
入浴後は肌がもっとも乾燥しやすい瞬間。
タオルで軽く押さえるように拭いたら、すぐに保湿を。
- ボディミルク
- セラミドクリーム
- 乾燥が強い部分はワセリン
を使うと効果大です。
顔の保湿もあるから、お風呂上りは大忙しです。髪の毛も!
【改善③】衣類は“肌に優しい素材”を
綿やシルク混素材など、チクチクしない服を選ぶと刺激が軽減されます。
ウールのニットは、インナーを1枚挟むだけでも違います。
チクチクは柔軟剤を使うとかなり軽減されます。
【改善④】室内の湿度をキープ
50〜60%を目安に加湿することで、肌の乾燥をかなり防げます。
加湿器がない場合は、洗濯物の室内干しも効果的。
【改善⑤】生活習慣の見直し
軽い運動や睡眠の質を上げる工夫も、肌の調子を整える大切なポイントです。
特にウォーキングは血流が良くなり、肌のターンオーバーにも良い影響があります。
■ まとめ
年齢を重ねるほど、肌は乾燥しやすくなり、ちょっとした習慣がかゆみにつながります。
とくに、熱いお湯に長く浸かる入浴習慣は、意外と多くの方がやっているNGポイント。
でも、
・お湯をぬるくする
・入浴後すぐ保湿
・衣類や湿度に気をつける
といった小さな工夫で、冬のかゆみはぐっと減らせます。
「またこの季節が来たな」と感じたら、ぜひ一つでも取り入れてみてくださいね。
少しでも快適に、心地よい冬を過ごせますように。