

63歳、年金が“他人事”ではなくなった瞬間
これまで「いつか考えなきゃ」と避け続けてきた年金のこと。
ところが63歳の誕生日を過ぎた途端、急に現実味を帯びてきました。まるで、背中をトントンと叩かれたような感覚です。
特別支給の老齢厚生年金、ようやく申請へ
申請は誕生日の前日から可能だったのに、私はというと、しばらく放置。
ようやく書類を書き上げて予約を入れたら、11月中旬の時点で最短が12月初旬との返事。
「そんなに混んでるの?」と本気で驚きました。
窓口では、特別支給の老齢厚生年金だけでなく、65歳からの年金額も丁寧にプリントして説明してもらえました。
思ったより少ない、でも思ったより多い
特別支給の額は…正直、想像より少なかったです。
「これでは暮らせない」と現実を突きつけられたような気持ち。
一方で、65歳からの支給額は自分の見積もりより多く、ホッとした部分もありました。どうやら私の計算違いだったようです。
このギャップが、逆に“今の暮らし方を見直す必要”を強く感じさせました。
年金生活を見据えた時、住まいをどうするか
私は現在、賃貸で一人暮らし。
正直、このまま年金だけで暮らすのは厳しいという思いがあります。
一方で、実家には高齢の両親がいます。いずれはそちらへ引っ越すつもりでいましたが、「まだ先でいいや」と心のどこかで避けていました。ちょくちょく顔は出していますが、衰えていく親を見るのは辛いです。今は元気ですがいつまでもそうだと思ってはいけません。心配もあります。
そして、長年の一人暮らしに慣れすぎて、たとえ親でも同居には抵抗があります。
そんな自分を「薄情なのかな」と思ったりもして。
でも実家に住めば、家賃がかからない分、生活は確実に楽になります。いくらかは入れますが。
親も「いつ帰ってくるの?」と期待してくれていて、ありがたい一方で、申し訳なさも感じてしまう…。
“甘えてしまうような罪悪感”がじわりと湧いてくるんです。
働かない日々への罪悪感
引っ越しのタイミングが定まらず、最近は短期の仕事や休みを繰り返していました。
本格的に就活しようとしても、「いつ移るか分からない」と思うと気持ちが前に進まない。
家にいる時間が増えると、なんとも言えない罪悪感や落ち着かなさが胸をざわつかせます。
そして一番の不安は、お金
収入が少ない月は貯金を崩して生活しています。
“少しずつ減っていく”あの感覚。
目に見えないのに確実に動いていくから、静かに心を締めつけます。
贅沢はしていなくても、生きていくだけでお金がかかる。生活費って本当に生活費だ。
老後の不安は、じわっと胸を圧迫していくものなんですね。
年金の繰上げを考え、再び予約入れた
先日の年金事務所では、「繰上げ支給考えていますか?」と聞かれ、「今のところ考えていません」と答えた4日後、再び予約入れました。
再度相談へ行き、見込みとされる支給金額を聞いた上で、繰上げの手続きもしてこようかと思っています。
今日の予約電話で12月25日が最短でした。希望する近い場所は、1月になってしまうとのことだったので、少し遠くても良いのでと、別の年金事務所に行くことにしました。
予約取れない時は、場所を変えることをお勧めします。
一昔前は、年金といえば悠々自適
30年くらい前でしょうか、定年退職の男性に向けて、「これからは悠々自適ですね」なんて言葉がかけられていた記憶があります。
同じ年齢になってみたら、全然悠々自適じゃないじゃん!!
同じように感じている人へ
63歳になって、ようやくお金・生活・これからの暮らし方を本気で考え始めました。
まだ答えは出ていないけれど、こうして気持ちを言葉にしていくことで、少しずつ整理されてきています。
シングルで賃貸住まいの方、年金どうしていますか?本気で聞いてみたいです。
YouTubeでもネットでも色々な意見が出ていて、調べれば逆にどんどん不安になり、何が自分にとって正解か、わからなくなります。結局決めるのは自分なんですよね。
心の中のモヤモヤも、向き合えばちゃんと形になります。
そして、形になれば、少しずつ前へ進める気がします。
今日は少し、愚痴っぽくなってしまいました。リアルな声です。読んでいただきありがとうございました!