老老介護のリアル|年老いた親との同居に悩む私も60代~親の介護認定調査に立ち会って~

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両親は、今も実家で二人暮らしをしています。
90歳近い年齢ですが、表向きは「元気そう」。これまでは、それで問題ありませんでした。

けれど最近になって、「このままで大丈夫なのだろうか」と考える場面が増えてきました。
いよいよ、向き合う時期が来ているのだと思います。

生きている=元気、ではない

母に、認知症の兆候が見え始めました。

火をつけたことを忘れて席を立つのは日常茶飯事。
外出して自宅が分からなくなり、戻れなくなったこともあったそうです。

「まだ歩けるつもり」で遠くまで出かけ、途中で疲れて座り込んでしまった――
そんな話も、後から聞きました。それでも「自分は大丈夫」と思い込んでいるから怖いのです。

父は当初、母の状態をなかなか認めようとしませんでした。
私にも詳しいことは言わないまま、日にちだけが過ぎていきました。

私が仕事を辞め、時間ができて久しぶりに実家を訪ねたとき、
母の様子は、素人目にも「進んでいる」と感じました。

それなのに父は、「前より良くなった」なんて言うのです。

毎日見ている人と、数週間ぶりに会う人とでは、感じ方が違う。
きっと、それもあるのだと思います。

90歳の父に、すべてを任せるわけにはいかない

今の生活は、父がいなければ成り立ちません。
母は料理も危なく、忘れ物も多くなっています。

昔は家事など一切しなかった、いわゆる“ザ・昭和”の父。
その父が、今はこまめに動き、料理まで作っています。

正直、驚きました。
そして、とても助かっています。

父は90歳ですが、意外なことにデジタル系に強く、
スマホも使いこなし、LINEも普通にやっています。

ある日、頑張っている父に、ちょっとした気持ちで
「ChatGPTに褒めてもらおうか」と提案しました。

父が入力したのは、
「私は90歳、妻の介護を頑張っています。何か褒めてください」
という一文。

ChatGPTは初めてだったので、返ってきた言葉を見て、
父はとても嬉しそうにしていました。

その姿を見て、私も嬉しくなりました。
こうやって気持ちが少し軽くなる瞬間があることは、
この先の介護を考える上で、とても大切なのかもしれません。

とはいえ、どんなに元気に見えても、父も90歳。
頼りきってはいけない――そう強く感じています。

同居という現実的な選択

そんな中、親の方から「同居した方がいいのでは」と言われるようになりました。
これまで目を背けてきた私も、父の負担を思うと、さすがに決断の時だと感じています。

ようやく、ここまで心が追いついてきました。

ここ数か月は、ずっと悩んでいました。
私自身も60代で、脳疾患の経験があります。

誰が先にどうなるかなんて、本当に分かりません。
順番通りにいくとは限らない――そう実感しています。

介護申請調査の日

先日、ようやく介護申請を受ける決断をしてくれました。
市役所の方が実家に来て、面談調査。その日は私も立ち会いました。

介護認定調査あるあるですが、その日だけなぜか調子がいい。
母も同じでした。

普段は難聴で、こちらが声を張り上げてやっと通じるのに、
その日はなぜか初対面の方の声もよく聞こえている様子。

歩き方が不安定で怖いと伝えたあと、実際に歩いてもらったら、               真っすぐしっかり歩いている。

思わず笑ってしまうほどの“好調ぶり”でした。

担当は40代くらいの女性で、話しやすい雰囲気を作ってくれる方でした。
声も聞き取りやすく、母も安心して受け答えしていたように思います。

調査結果は、年明けになるそうです。

親の老いと向き合うということ

介護認定調査に立ち会うのは辛い、とよく聞きます。
目をそむけたい親の老いと、真正面から向き合うことになるからです。

私も覚悟して臨みましたが、
思っていたほどの辛さは感じませんでした。

それは、母の調子が良かったことと、
担当の方の雰囲気作りが、とても上手だったからだと思います。

立ち合いに参加したことで、現状や私が感じている不安も話せて良かったと思っています。   時に話が暴走して止まらなくなる、父のストッパーにもなりました (笑)

これからに向けて

年が明けたら、介護に向けた同居の準備を進める必要があります。

同居は大変なことばかりではなく、
もしかしたら楽しいこともあるかもしれない。

そう思いながら、少しずつ気持ちを前向きに動かしています。

実家には捨てる物もたくさんありそうで、
そこが喧嘩の種になりそうな予感もありますが……。

きっと、何とかなる。
これまでも、何とかなってきたのだから。

何とかなるもんですよね。