新しい職場になったことや、季節が変わったことで洋服をついつい購入してしまいます。(服が好きだから欲しいという単純な理由に言い訳してただけです💦)シニア世代にとって、おしゃれは自分らしさを表現する大切な手段です。しかし、試着が面倒と感じて省略してしまい、後から「あの時試着していれば…」と後悔した経験はありませんか?私は先日の話で、試着を省いて帰り、いざ着ようとしたらパッツパツ、試着の重要性について痛感しました。

年齢とともに変化する体型と試着の重要性
シニア世代になると、若い頃とは体型が変わってきます。ウエストラインが変化したり、肩の傾斜が緩やかになったり、背中が丸くなったりと様々な変化が起こります。これまで着慣れていたサイズやデザインが、必ずしも今の自分に合うとは限りません。
「同じブランドの同じサイズだから大丈夫」と思っても、デザインによって着心地は大きく異なります。試着をすることで、自分の今の体型に合った服選びができるのです。
試着で確認したい6つのポイント
肩のラインと袖丈
肩のラインがぴったり合っているか確認しましょう。特に年齢とともに猫背気味になると、前かがみになったときに服が引っ張られ、不快感を感じることがあります。肩が落ちていないか、袖が短すぎたり長すぎたりしないかチェックしましょう。若い人向けのお店だと、手が長いことはよくあります。
腰回りの余裕とお腹のカバー
座った時にきつくならないか確認するため、試着室で実際に座ってみましょう。立った時は問題なくても、座るとウエストがきつく感じたり、スカートやパンツが引き上がったりすることがあります。
着てみたら丈の関係でお腹ぽっこりが目立つこともあるので要注意です。
素材の肌触りと重さ
年齢とともに肌が敏感になることもあります。素材の感触が肌に合うか、長時間着ていても不快感がないか確認しましょう。また、あまりに重い素材は肩や腰に負担をかけることもあります。
脱ぎ着のしやすさ
ボタンの大きさや位置、ファスナーの操作性など、脱ぎ着のしやすさも重要なポイントです。特に肩の動きが制限されてきた方は、着脱しやすいデザインを選ぶことで日常生活が快適になります。
全身のバランス
鏡で全身を見て、自分の体型とのバランスを確認しましょう。色の組み合わせや丈の長さなど、実際に着てみないとわからない部分が多いものです。
自分の体の厚み
私が今回失敗したのがこれです。少し凝ったデザインのシャツが可愛くて色も素敵で一目惚れしました。袖もゆとりありそうだったので試着しないで買ってしまいました。結果、入るけどパツパツです。着られないこともないけれど、ジャケットなど上着がないと恥ずかしい(泣)、体の厚みを考えていなかったことが敗因です。
試着を面倒に感じたときの対策
試着は確かに手間がかかりますが、その小さな時間投資が後の大きな満足につながります。以下のような工夫で、試着をもっと気軽に楽しめるようになるかもしれません。
人が少ない時間帯を狙う
平日の午前中や、夕方以降の人が少ない時間帯に買い物に行くと、試着室も空いていて焦らずゆっくり試着できます。
基本アイテムを着用して出かける
試着がスムーズにできるよう、脱ぎ着しやすいシンプルな服装で出かけましょう。特にパンツスタイルだと、スカートやパンツの試着がしやすくなります。とはいえ、試着のために服を選ぶというのも難しいと思うので参考までに。
お店のスタッフに相談する
多くの店舗では、経験豊富なスタッフがアドバイスをくれます。「この年齢に合うデザインは?」「体型をカバーするコツは?」など、遠慮せずに質問してみましょう。
友人と一緒に買い物に行く
信頼できる友人と一緒に買い物に行けば、客観的な意見がもらえるだけでなく、楽しい時間を共有できます。お互いに「それ、似合ってる!」と言い合える関係は素敵ですね。
試着で見つける「自分らしさ」
ファッションは年齢に関係なく自分を表現する手段です。試着を通じて、「これが今の自分に合っている」「これを着ると気分が上がる」という服と出会えたときの喜びは格別です。
特にシニア世代は、長年の経験から自分の好みや似合う色・形を知っていることも多いでしょう。しかし、一方で「年齢相応」という言葉に縛られすぎず、新しいスタイルに挑戦してみるのも素敵なことです。
試着は単なるサイズ確認ではなく、自分らしいファッションとの出会いの場と考えてみてはいかがでしょうか。少し面倒かもしれませんが、その先にある「着る喜び」のために、ぜひ試着の習慣を大切にしてみてください。
最後に
若い頃は百貨店で服を買っていました。それか駅ビルに入っているお店で、今より高く感じる金額でした。お金に余裕があったわけではなく、選択肢がなかったような気がします。ユニクロもしまむらもなかった時代です。
それが、今はプチプラの服もたくさんあります。「こんなに安いの?」と思ったりします。しかし、「こんなに安いの?」のお店は若い人向けだったりするので、注意が必要だなと感じています。
Lサイズといってもユニクロとショッピングモールのお店ではサイズ感が違います。買った後の後悔よりも、試着の数分間の方が断然短いもの。「体が入ったもののパツパツ」「丈が長すぎる」「手に取った時は似合うと思ったけど、着たら似合ってない」といった後悔を減らすためにも、試着は必須です。
たとえ若い人向けのお店でも、シニアの自分に合うお得な洋服に巡り合えたら素敵です。
年齢を重ねても、いえ、年齢を重ねたからこそ、自分に本当に似合う服、心から気に入る服を選びたいものです。

