神戸の事件、本当に怖いです。深夜でもない時間のオートロックマンションでの事件でした。オートロックがついているという安心、という意識も変えていく必要があるのかな、と思いました。
以前、オートロック付きマンションで変な事があったので、これも書きます。


はじめに:便利さの裏に潜む危険性
現代の都市生活において、マンションやアパートのオートロック機能は当たり前の設備となりました。また、音楽を聴いたり通話をしたりするためにイヤホンを常用する人も増えています。これらは確かに便利で快適な生活を提供してくれますが、同時に私たちの安全意識を鈍らせる危険性も秘めているのです。
オートロックマンションの防犯上の落とし穴とは?
オートロックが完璧ではない5つの理由
オートロック付きの建物に住んでいると、「不審者は建物内に入れない」という安心感を抱きがちです。しかし、現実はそう単純ではありません。
オートロックの抜け穴
- 住民や配達員と一緒に入ってくる「共連れ」
- 暗証番号の盗み見や推測
- 非常口や駐車場からの侵入経路
- 管理会社や工事業者を装った不正侵入
- 建物内での不審者
夜中のピンポン

オートロックでは内部ドアにロックがかかっていて、部屋にいる人にロックを解除してもらいます。インターホンが鳴って、室内の人には画像が写ります。誰が来たかはこれでわかりますし、勧誘らしいときはここで居留守を使って、むやみに出ないことも大事です。
内部ドアを解除されたら、部屋の前まで来れます。自室ドアにもピンポンがあります。最悪、共連れで入ってきても、自室に鍵がかかっていてピンポンを無視すれば、入ることは出来ません。
前置きが長くなりましたが、以前住んでいたマンションで夜中にピンポンが鳴ることが数回ありました。
基本的にインターホンが鳴ったときには画像が写るけど、部屋のピンポンには写らない仕様でした。つまり、誰だかわからない人が、部屋の前まで来ている。。。めっちゃ怖い!!!
後日、管理会社から連絡が来ました。同じ1階の住人がピンポンを押してたらしいです。誰もドア開けなかったのは幸いでした。しっかり防犯カメラには写っていて、すぐに退去した(させた)とのことでした。この時に、オートロックも十分ではないと悟りました。
イヤホン常用者が知るべき5つの安全リスク
聴覚情報遮断による危険性
イヤホンを装着していると、周囲の音が聞こえにくくなります。これは想像以上に危険な状態です。
聞き逃してしまう重要な音
- 後ろから近づく足音
- 不審者の声や物音
- 他の住民からの警告の声
イヤホン使用時の反応速度低下リスク
音楽や通話に集中していると、視覚的な危険信号への反応も鈍くなりがちです。特に以下の状況では注意が必要です。
- エレベーターの扉が開いた瞬間
- 角を曲がるとき
- 駐車場や階段などの死角の多い場所
- 深夜や早朝の人通りの少ない時間帯

今すぐできる!マンション防犯対策の実践方法
オートロック付きマンションでの正しい防犯意識
- 建物内でも警戒心を保つ
- 見知らぬ人とエレベーターに乗るのは避ける。電話がかかってきたフリでエレベーターから降りる、カバンゴソゴソして忘れ物があったフリで降りる、など。
- 共用部分では周囲を確認してから移動
- 多重防犯の意識を持つ
- 玄関ドアの施錠は確実に
- チェーンロックや補助錠も活用
- インターホンでの来訪者確認を徹底
安全なイヤホン使用方法と注意点
- 音量とタイミングの調整
- 建物内では音量を下げる
- 片耳だけの使用で周囲の音も聞けるようにする
- 人通りの少ない場所では外す
- 視覚的注意力の向上
- スマートフォンの画面ばかり見ない
- 定期的に周囲を見回す習慣をつける
- 鏡やガラスの反射を利用して死角をチェック
まとめ:安全で快適な住環境を実現するために
オートロックもイヤホンも、現代生活を豊かにしてくれる便利なものです。しかし、これらに頼りすぎて安全への意識が薄れてしまっては本末転倒です。
大切なのは、便利さと安全のバランスを保つことです。オートロックがあっても基本的な防犯意識は持ち続け、イヤホンを使用するときも周囲への注意を怠らない。自室に向かう時はイヤホンを取る。このような心構えが、真の安全で快適な生活を実現してくれるのです。
安全を過信してしまわないように、自分自身の注意力と判断力を磨くことが、現代社会を安全に生きるための鍵となるでしょう。


防犯カメラ、共有場所の設置はされていても、自室周りにありますか?
