流山はおおたかの森が有名ですが、流山駅周辺は、また違った魅力がある街です。
常磐線の喧騒から一歩足を踏み入れると、そこには昭和の香り漂うレトロな世界が広がっていました。今回は流鉄流山線の一日乗車券を使って、流山の魅力的なスポットを巡る小旅行をご紹介します。

旅のスタート:新松戸駅から幸谷駅へ
旅の起点は常磐線の新松戸駅。ここから徒歩で流鉄線の幸谷駅に向かいます。改札に入った瞬間、昭和感満載のレトロな空気に包まれて、まるでタイムスリップしたような感覚に。雑踏からこんな近くに、こんなに癒される路線があったなんて驚きでした。

鰭ヶ崎駅:絶品イタリアンで至福のランチタイム
最初の目的地は鰭ヶ崎(ひれがさき)駅。ここには「オステリアシャーラ」という飛び切り美味しいレストランがあります。有名料理人が通うとも言われいる、素敵なお店です。
予約必須のお店です。

遠くからも行く価値ありですよ!
平和台駅:歴史と文化を感じる散策コース
お腹を満たした後は、平和台駅で下車して散策開始。まず向かったのは赤城神社です。特に印象的だったのが、迫力のあるしめ縄。その存在感に圧倒されながら、厳かな雰囲気に心が洗われるような気持ちになりました。

みりんミュージアムで思いがけない発見
続いて訪れたのは「みりんミュージアム」。正直なところ、それほど長居するつもりはなく、暑さから涼しい場所へ逃げ込むように入りました。ですが、展示の充実ぶりと興味深い内容に引き込まれて、思いがけず長時間楽しんでしまいました。みりんの歴史や製造過程を学べる貴重な施設で、流山の文化的な側面を深く知ることができます。お土産も買ってしまいました。
蔵カフェ、入りたかった。
蔵を改造したお洒落なカフェが数件あります。古い建物の趣を残しつつモダンにリノベーションされた外観に心惹かれましたが、残念ながら予約でいっぱいで入ることができませんでした。次回の楽しみとして、必ずリベンジしたいと思います。
特別な日の流山線:あかぎ号引退の記念すべき一日
実は訪れた9月14日は、流鉄線の「あかぎ号」の引退の日でした。散策中に「やけに鉄道ファンらしき人が多いなぁ」と思っていたら、皆さん熱心に写真を撮影されていて、その理由が分かりました。
長年愛され続けてきた車両との別れを惜しむ人々の姿を見て、流鉄線がいかに地域や鉄道ファンに愛されている路線なのかを実感しました。偶然にもそんな特別な日に居合わせることができて、とても貴重な体験となりました。

流山線の魅力:昭和レトロな癒しの時間
一日を通して感じたのは、流鉄流山線の持つ独特な魅力でした。現代の忙しい日常から少し離れて、ゆったりとした時間の流れを感じることができる貴重な路線です。
駅舎や車両から漂う昭和の雰囲気は、どこか懐かしくて心が和みます。都市部からアクセスしやすい場所にありながら、これほどまでに癒されるスポットがあるとは思いませんでした。そして何より、あかぎ号引退の日に遭遇したことで、この路線が多くの人に愛されていることを肌で感じることができました。

まとめ:日帰りで楽しめる癒しの小旅行
流山線での散策は、美味しい食事、歴史ある神社、興味深いミュージアム、そしてレトロな鉄道の魅力がぎゅっと詰まった充実した一日となりました。
一日乗車券を使えば気軽に巡ることができ、それぞれの駅周辺に異なる魅力が発見できます。日常の慌ただしさから離れて、のんびりとした時間を過ごしたい方には特におすすめです。
次回はぜひ、あの素敵な蔵カフェにも立ち寄って、さらに流山の魅力を深掘りしてみたいと思います。流鉄流山線の小旅行、おすすめです。
アクセス情報
- 起点:常磐線 新松戸駅 馬橋駅からも利用可
- おすすめ:一日乗車券の購入(500円)券売機ではなく、窓口から購入します。
- 注意点:パスモ・スイカは使えません
訪問スポット
みりんミュージアムからゆっくり流山駅方面へ歩くのも、お勧めです。老舗和菓子屋さんやあかりのお店、その他にも古民家を活かしたお店もあって楽しめます。
