私たちは誰しも、若い頃に身につけたお気に入りのメイク方法を持っています。慣れ親しんだ技術は安心感があり、長く続けたくなるものですよね。
でも、ふと街で見かけるシニア女性のメイクに違和感を感じた経験はありませんか? 実は、気づかないうちに自分のメイクも時代遅れになっているかもしれません。今回は、年齢を重ねた女性が陥りがちなメイクの落とし穴と、より自然で素敵に見えるヒントをご紹介します。

若い頃の化粧がそのまま
時代を感じるカラー選び:今の自分に似合う色とは
ブルーのアイシャドウは80〜90年代に大流行しましたね。当時は素敵でも、50代以上の女性には少し古さを感じさせてしまいます。代わりに、ベージュやブラウン系の落ち着いた色味や、薄いピンクなど肌なじみの良い色を選ぶと、柔らかく若々しい印象になります。 ピンクのチークを斜めに入れる方法も、今ではふんわりと頬の中心に入れる方法が主流です。色も鮮やかなピンクより、コーラルやピーチなど血色感を自然に演出する色がおすすめです。
昔の感覚からすると、薄すぎると思われる程度に入れるのがコツです。ベッタリはNGです。
厚塗りファンデの落とし穴:素肌感を生かすテクニック
隠したいものが多すぎるから、ついつい厚塗り
ファンデの色も、肌色と合っていなくて不自然だと、余計厚塗り感が目立ちます。
肌の色は年齢によって変わってくるものです。例えば「オークル10番」が自分の色と決めてしまうのは勿体ないです。
洋服の試着と同じです。お店でしっかり色合わせをした方が、後々便利です。
トレンドメイクの取り入れ方:挑戦と失敗の境界線
眉マスカラの正しい選び方:色で変わる印象
眉マスカラって昔はありませんでした。便利な物で、私も手放せません。
今は多種多様に、奇抜な色だったりベーシックな色だったり、選択肢がたくさんあるけれど、大人はベーシックな色にしておいたほうが無難です。
以前の職場にいた50代の女性の眉毛がピンクだったのを発見したときは、2度見どころか、3度見しちゃいました。心の中は「ピ、ピンクー!!!」でした。ちょっとニュアンスカラー的に入れた状態ではなく、しっかりピンク。違和感ありありでした。
バランスが大切!マツエクと年齢の関係
マツエク、便利ですよね。
私は初めて付けたのは、15年前位だったと思います。マスカラ付けなくて済む!とかなり気に入って通っていました。今は、マツエクにかける時間もお金も情熱もなくなり、もっぱらマスカラで仕上げています。
同世代、まぁおばちゃんです。おばちゃんのガッツリ長ーいマツエク、くるっとカールのマツエク、よく見ます。あれって、何回か通ううちにどんどん伸びって行ってしまったパターンなのでしょか。顔の中でまつげだけ元気で違和感感じてしまうんです。
白髪染めの新常識:真っ黒より明るめが若々しい理由
白髪染めしました!という主張が大きい
40代から白髪染めしていましたから、染める気持ちは本当によくわかります。
嫌ですよねー、憎いですよねー。
そして、ここにいますよーとばかりにピンと出て来る白髪。
最近はメッシュのように白髪を活かしたり、明るめに染めたり、昔より自然になってきた印象です。
ところが、今も見かけるのが、真っ黒に染めちゃう人。これは、年齢が上のお姉さま世代が多いかもしれません。真っ黒、不自然すぎますって。
まとめ:年齢を重ねるほど輝く、今どきメイクのポイント
メイクの流行は常に変化しています。若い頃に身につけた技術や好みを大切にしながらも、時代の変化に合わせて少しずつアップデートしていくことで、より自然で若々しい印象を保つことができます。 今回ご紹介した「時代遅れ」になりがちなポイントをおさらいしましょう。
アイシャドウやチークは、鮮やかな色よりも、肌になじむ自然な色合いを選ぶ
ファンデーションは薄づきで透明感のあるものを選び、年齢とともに変化する肌色に合わせる
眉毛の色は奇抜なものより、髪色に合わせた自然な色を選ぶ
マツエクは長さやカールを控えめにして、顔全体のバランスを大切に
白髪染めは真っ黒よりも、少し明るめの色を選んで自然な印象に
大切なのは「若く見せる」ことではなく、「今の自分に似合う」メイクを見つけること。トレンドを取り入れつつも、自分らしさを大切にしたメイクで、年齢を重ねるごとに輝く素敵な女性を目指しましょう。 メイクは自分を表現する楽しい手段。これからも新しい発見を楽しみながら、自分らしい美しさを追求していきたいものですね。
オトナのメイク教室が近くて、良心的なお値段であったら、本気で行きたいです。



